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めかきスタート

桜が満開のこの時期、芍薬もぐんぐん赤い葉をのばしています。
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きのう、品種のなかで一番早い「改良皐月(かいりょうさつき)」の芽欠き(メカキ)をしました。
一つの茎に大きくまっすぐ一本の花が咲くように、脇から出た小さい芽をとったり、
小さめの花芽を摘花をします。
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ひと畝なので一人で30分くらいの作業です。

芍薬のつぼみにはねっとりと花蜜がついているのでメカキをすると手がべたべたになりますが、
朝つゆが残る時間に行うと濃度がうすまるようで手がべたべたしません。

昨年亡くなられたフローリストの高橋郁代さんが海外の芍薬農家を見に行ったときに
一つ一つつぼみの花蜜をふきんで拭いて取り除いていたと教えてくださいました。

丁寧なことをされているんだ!とおどろきました。と同時に、
大谷芍薬園はシーズンで3万本の収穫がありますので、それは無理...とも。
早朝花を収穫する、というのもありますが、切り前にこだわって花が緩んでから切るので、
花蜜の影響はさほどでも?とも思います。
花屋さんにも、「大谷さんの芍薬は必ず咲く!」とおっしゃってくださいます。

活ける際、水切り(茎を水の中で伐り戻しても)なかなか花が開かない、ということがありましたら、
花蜜を取り除いてみてください(やったことはありませんが)...

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改良皐月。先代が品種改良したものですが、エンジの花弁に黄色いしべが華やかです。昼間花びらが開き、夜閉じます。いわゆる「サツキ」(芍薬のなかでありふれた品種)とはずいぶん印象が違います。
by otaninoen | 2015-04-03 05:46 | 芍薬畑だより

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